ドタバタでオーストラリアに3ヶ月の観光ビザETASで入国したものの「ビザの延長どうしよう?」と困っていた時に見つけたのがe600という観光ビザでした。
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コロナのなかでも観光ビザe600を取得できたので私が対応した提出書類について体験談をお話します!
- オーストラリア国内からの観光ビザで滞在期間を伸ばす方法
- 私が観光ビザe600を申請した際の必要書類や申請について

私がETASからの延長で実際に提出した必要書類・申請方法を詳しく解説していきます
観光ビザe600とは?
オーストラリアに旅行をするならETASという電子観光ビザの申請が必要です。
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でもETASで滞在できるのは3ヶ月間。
観光ビザe600は、3ヶ月を超えてオーストラリアへ観光、友人や家族の訪問などの就労目的以外の短期滞在をしたい人向けのビザです。
(sbclass 600と同意)
このビザで滞在ができる期間は3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月の三種類。
※申請時に選ぶことができますが必ず希望が通るとは限らないようです
また75歳以上の方や移民局から指示があった場合は健康診断の受診が必要だそうです。
私の場合はフィアンセビザで健康診断を受けていたので不要でした。
ETASとの違いは?
ETASは他のビザを保有していたら申請ができない、つまりオーストラリア国内からの申請は不可能。
一方、観光ビザe600は他に有効なオーストラリアのビザを持っていても申請・取得ができます!
ビザの上書きができるので他のビザから切り替えて延長をするということが可能なんです。
どのビザからe600に申請できるの?
じゃあ、どのビザから観光ビザのe600を申請できるの?という話ですが、まとめると表のようになります。
現在の保有ビザ | 観光ビザ申請可否 |
---|---|
ETAS | ◯ |
学生ビザ | ◯ |
観光ビザ | ◯ |
ワーホリビザ | × |
残念ながらワーホリからの切り替えができないので、ワーホリからビザ延長をする場合は学生ビザなど他の道を探さなければいけないようです。
申請方法・費用は?

<観光ビザe600の申請>
- オーストラリア移民局のオンラインシステム(英語)通称ImmiAccountで自分で申請
- エージェントに代行してもらう
上記の2つの方法があります。
これまでの病歴や犯罪歴、海外渡航暦などについても審査対象となるので、心配な方はエージェントを使うのが安心ですね。
私たちはフィアンセビザの申請も自分たちで行っていたので自分で申請しました。
申請費用は?
2020年8月現在オーストラリア国内からの申請は365ドル。
(現在のレートでは2万8千円)
日本からは145ドル。
エージェントを通すと4〜6万円程度合計でかかるようでした。
申請時のフォームの英語が理解できればアプリケーション自体はシンプルだったので、一度試してみて分かりそうであればご自身での申請が安上がりだと感じました!
申請費用について注意!
2021年1月追記
subclass 600 (e600)は2回目に国内から申請すると700ドルの追加費用がかかります。
ブリッジングビザ間に合わなかったからビジタービザの2回目をアプライしたんですが、なんと申請に1070ドルかかりました😱🤯
— おり🇦🇺🇯🇵豪生活 (@orinote1) January 29, 2021
Subclass600は通常国内申請は350ドルですが2回目以降は追加申請?としてお金が700ドル追加されるみたい💵
豪政府に怒りが込み上げます(笑)
皆様お気をつけください😭
ちなみに、他のビザについても2回目以降オーストラリア国内から申請する場合は700ドル追加でかかるとのことでした・・・。

痛い出費ですが、この記事を読んでくださった方が申請時に見つけてびっくり!という私たちのようにならないように(笑)注意事項として追記してみました
自分で申請する方法とポイント

オーストラリア国内からビザの延長でe600を申請する場合、ImmiAccountで新しいアプリケーションを申請する必要があります。
オーストラリア滞在中の方は既にImmiAccountをお持ちの方が多いと思うので、ここでは各ページごとの説明は省きます。
オーストラリア政府公式サイトから簡単に作成できるので、持ってない人は手順に従って作成です!
右上に小さい文字でImmiAccountと書いているのでクリックしてスタート。
申請フォーム入力のポイント
ImmiAccountができたら早速申請です!

ここからVisitor Visa Subclass600を選択。
20ページにわたるフォーム入力が始まります。
※途中で保存して次の日に編集もできるので、必ずページが進んだら下にあるSAVEを押しておきましょう♪
なぜ延長したいのか、名前・パスポート・住所などの基本情報が多めで複雑な内容はありません。

いくつかポイントになる質問があるので抜粋して私のケースについてお話しします!
Reason for further stay
序盤に出てくる質問です。
この項目では、なぜ滞在延長をしたいか理由を書くのですが、私たちの場合フィアンセビザの申請中&コロナで状況がわからなかったので、オーストラリアの弁護士に単発コンサルテーションを依頼。
30分電話でどんな理由がベストか教えてもらいました。
ここで、同時に滞在希望期間を選択するのですが私は3ヶ月すでにETASで滞在していたので12ヶ月ではなく6ヶ月の申請をしました。
(弁護士に合計12ヶ月以上の滞在になるとどうしてもオーストラリアにとどまる特別な理由が必要になるが、6ヶ月だと簡単にビザがおりると言われたため)
それぞれ状況が異なるので、一度オーストラリアの弁護士に相談してみると安心。
(30分50ドルくらいからあります!)
弁護士の意見をもとに私たちが書いた内容
パートナーやフィアンセと一緒にいたい方は使いまわせます↓
- 国境封鎖の中フィアンセとできる限り一緒にいたいため
- コロナの影響で日本が危険であること(&高額な14日の自己隔離を避けたい)
- 帰りの飛行機がキャンセルされてしまったこと
そもそも観光ビザは3ヶ月を超えてオーストラリアへ観光、友人や家族の訪問などの就労目的以外の短期滞在が目的。
今は観光ができないので、フィアンセとできる限り長く一緒にいたい、ここをベースにする必要があるとのことでした。
関連記事:【2020】オーストラリアパートナービザ〈どのビザがいい?〉後悔したこと
Financial support
観光ビザe600を申請する上で一番のポイントがココ!
このビザの申請で最も重要なのは…
いかに自分(もしくは家族やパートナー)が資金的に余裕があるかを証明すること!
観光ビザでは就業は認められていません。

ちゃんと自力で生活をしていけるお金があるかがポイントに!
調べたところオンラインで日本の企業で働くことも不可のようです。オンラインだとバレることはない気がしますが…私は怖いので大人しく勉強したりブログを書いたり本を読んだりしています笑
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Funding detailsという項目で誰から金銭的にサポートをしてもらうかを選択します。
私は自分の貯金もありますが、あえて自分とは書かずにSupported by other personを選択。
フィアンセに仕事があり全てをまかなってくれる保証があると伝えつつ、自分たちの貯金額も具体的に示すスタイルにしました。
- フィアンセが金銭面は食費・住居費・医療費・その他必要に応じて全てまかなってくれる
- フィンセはフルタイムで〇〇として〇〇で働いていて安定した収入を得ている
- 私は日本に◯万円、オーストラリアに◯万円の貯金があり、フィアンセの貯金は◯万円
数年間貯金だけでも生活していけるよ、と言うことを示しました。
就業中でないことの証明
学生ビザやその他のビザでオーストラリアで働いていた場合は、退職を証明するなにかしらの書類が必要になりそうです。
私のようにETASで入国している人はそもそもオーストラリアで就業していないので離職中というステータスを得ることができません。
(日本での退職届を出したらいいのかと思ったのですがおそらく不要です。)
そんな時は書類添付をせずにコンファームを押してみてください。
Give details as to why the applicant will not be providing attachments prior to lodging this application.
こんな文言が出てきます。
私は自分のそのままの状況を説明しました。
- フィアンセに会うためにETASで入国しており、オーストラリアでビジネスや就業に関わったことがないし、今後も関わる予定はない
- そのため雇用終了や離職を証明するものがない
理由を書けばこの項目は提出不要です!
必要な書類は?

一番重要な添付資料!
基本的に提出が必要な書類は4つ(もしくは5つ)の種類があります。
- パスポート
- 延長滞在期間中のアクティビティ
- 滞在中のお金関連の書類
- パスポート以外のID
- 就業中ではないことの証明
(私はないので前述の通りの記載をしました)

これでビザ審査通りました!
- パスポート
- フィアンセビザで提出していたカラーコピーPDF
- 滞在期間中のアクティビティ・観光
- コロナで観光はできないのでワードに何をするか(普通に生活する内容、コロナが収束したら観光もしたい)記載してPDFにして添付
- 帰国フライトがキャンセルされたときのメールPDF(その他の項目)
- 日本には旅行すべきではないというオーストラリア政府のHPスクショ(その他の項目)
- 金銭的なステータスの証明
- 日本の銀行残高証明
- オーストラリアの銀行残高証明
- 彼の銀行残高証明
- 彼の給与明細3ヶ月分
- 私たちの共同口座の残高証明
- パスポート以外のID
- マイナンバー通知カード(NAATI翻訳済み)
フィアンセビザの申請で使ったもの
- マイナンバー通知カード(NAATI翻訳済み)
申請にかかった期間は?
ビザ取得までの平均日数は1週間前後、と聞いていたのですが

コロナの影響か、私は1ヶ月半かかりました…!
こんなPDFがメールとともに届きます

ETASは余裕で切れていましたが、観光ビザを申請すると前のビザが切れると勝手にブリッジングAビザが発行されます。
そのため安心して合法に滞在できます(笑)
申請のタイミング
意外と大事なのが申請のタイミング。
今のビザの滞在期間がまだあるのに申請してしまい、承認されるとそこからの期間がカウントされてしまうそうです。
申請は今のビザが切れる1週間前程度が良いよ、と弁護士から言われました!
あくまでも私の場合です。人によって状況が違うので専門家にご確認ください!
実際、申請時にいつまで滞在したいか日付を選択するのですが、申請時から6ヶ月、12ヶ月などその日の日付からカウントされました。
まとめ
観光ビザe600で、オーストラリアの滞在を延長した私の体験談について詳しく書いてみましたがいかがでしたでしょうか?
尚、この記事はあくまでも私の体験談です。
申請の際は必ずご自身で豪政府サイトでお調べの上、不明点があれば専門家に相談しましょう!

では今回はこの辺で!
