オーストラリアで賃貸契約の家を借りる方法や手順について詳しく解説していきます!
この記事では、オーストラリアで不動産会社を通して賃貸契約を交わして物件を借りた体験談と、私が後悔しているポイントもぶっちゃけたいと思います(笑)
この記事を読むとわかること
- オーストラリアで家を借りる時の流れ
- インスペクションで見るポイント
- アプリケーションで気をつけるべきこと

私と同じミスをしないように(笑)是非最後まで読んでポイントを押さえてくださいね!
オーストラリアで家を借りる方法
オーストラリアではGumtreeやFlatmateなどのプラットフォームがあります。
これらは日本でいうジモティー的な感じのコミュニティーサイトで個人が家を借りたり貸したりすることができます。
特にシェアハウスをお探しの方はこの二つのサイトを見るのがベスト!
(私も留学していたときはGumtreeで見つけた2つのシェアハウスで生活しました。)
一方、今回ご紹介するのは不動産会社(Real estate agent)を通し、賃貸契約を交わして家を借りる方法です。

実は日本と違うことがたくさん!
私も初めて今回彼と一緒に家を借りて(私たちについて)驚いたことがたくさんあるので、ご紹介していきます!
オーストラリアで家を借りる大まかな流れ
まずここでは、大まかな流れについて。
- 住みたい物件をいくつか探す
- インスペクション(内見)に行く
- 賃貸契約の申込みをする
- 不動産会社の審査を受ける
- 不動産会社と賃貸契約を結ぶ
- お金を払って入居!
ぱっと見、日本と同じに見えますよね。
ただ、実はインスペクション(内見)と賃貸契約の申し込み、不動産会社の審査、この3つが日本とちょっと異なるんです。
日本との違い
一番大きな違いは、審査について。
日本でも審査がありますが日本の賃貸契約はほとんどの場合が「先着順」ですよね。
オーストラリアは不動産会社が申し込み希望者を集めて審査をします
オーストラリアでも早く出した方がいいのですが、審査に受かるアプリケーションを書かなければ早く出しても意味がないという、ちょっと厳しめなシステムなんです(笑)

ここからは詳しく賃貸物件を借りる方法を見ていこう
住みたい物件探し!

住みたい家探しはとても大事ですよね。
私たちもいろんな条件を出して、どんな家に住むか調べました。
相場を肌感覚で知るために
日本と違ってオーストラリアは物件が高めです。
相場を肌感覚で知るために、たくさんの物件を見ておくのがおすすめ。
私たちが使ったサイト一覧
私たちがメインで使ったのはオーストラリア業界大手のRealestateとDmainというサイト&アプリです。

オーストラリアに移住することを決めてから数ヶ月間、いろんな物件をながめては「あーでもない」「こーでもない」と話し合っていました(笑)
使い勝手としてはアプリはDomainの方が見やすいですが、どちらも見ておくとよいでしょう!
部屋の数、家賃、ベッドルームの数、駐車場、キーワード検索、いろんなことを設定できます。
インスペクション(内見)をしよう
インスペクションとは日本でいう内見のこと
実はここも少し日本と異なります。
一般的な日本の不動産会社ではいろんな物件に連れて行ってくれて自分だけでゆっくり見ることができますよね。
オーストラリアの場合は、不動産会社の日程に合わせて自分たちが内見の申し込みをする必要があります。
申し込みをした人たちがその家に集まり、グループで内見をする形です。

写真と実物が全然違うところもあるから、インスペクションは絶対外せない!
インスペクションの申込方法

ネットかアプリで簡単にインスペクションの申し込みができるよ!

- まずは内見できる日・時間を確認
- その時間に行けそうだったら、申し込みをする、というボタンをポチッと
- Eメールアドレスを記入してインスペクションに参加します、と連絡するだけ
- あとは当日に時間通りに到着するようにしましょう!
(遅れすぎると中に入れないこともあります)
現在はコロナの影響で、オンラインでの内見やプライベートでの内見ができるところも増えているので適宜使い分けましょう。
インスペクションをする前に

インスペクションをする前に、事前に何を質問したいか考えておきましょう!

チェックリストを作っておくのがおすすめ
私が今思いつく、確認しておくべきだったリストを書いておきます(笑)
- 水回りに水漏れやカビは無いか
- 照明やエアコン、コンロなどの設備が正常に動くかどうか(付属の設備がどれか)
- 収納はしっかりあるか
- コンセントは必要な数あるか
- 壁や床、天井にシミ・傷・穴などは無いか
- ドアや窓はしっかり開閉・ロック出来るか
- Wifiのルーターを接続する電話回線についてどのタイプの回線がどこに設置されているか
- 熱いお湯がちゃんと出るか(どれくらい出るか)
インスペクション当日
当日は写真をとったり、質問をしたり、自分から積極的に動きましょう
現在の住人がいることも多いので、光熱費がどれくらいか教えてもらうのポイント!
実際に払うお金は多くの場合がレント(家賃)と光熱費、WiFiなど別になるので、合計が予算を大幅に超えないか考える必要があります
住人がいない場合は光熱費について不動産会社の案内をしてくれる人に聞いてみましょう!
大体わからないと言われますが、ちゃんとしている人だとその土地の平均値などを教えてくれます。
インスペクションではアプリケーションフォーム(入居申請書)がもらえます。
(紙の場合とオンラインの場合があります)
入居希望の場合は必ずアプリケーションの申請方法を聞いておきましょう!

不動産会社の人と良い関係を作るためにも質問をして良い印象を持ってもらえるようにしたよ
注意するべきこと【体験談】
- 水回りの故障がないか、しっかりと確認しましょう!(聞きましょう!)
私たちの家は…
キッチンのシンク下の水漏れ&洗面台が壊れていたんです!
もちろん私たちのせいではなかったので、入居後に不動産会社に連絡をして大家さんが無料で手配してくれました。
が、入居後の仕事が増えるので先に気づいておけばよかったです。
- お湯を作るタンクの容量を確認しましょう!
日本のように永遠にお湯が出ないところも。
私たちの家は一室ごとにお湯のタンクがあり、その容量分しか一度に熱いお湯が出ないんです。
10分くらい水圧高めでシャワーを浴びると水になります(笑)
これは事前に知っていればよかったな〜と思ったポイントです。

節水と光熱費の節約になってて今は助かってるけど、最初はシャンプー中に水になってびっくり!笑
賃貸契約の申込をする

インスペクションをしていいなと思った家に申し込みをするステップ!
オーストラリアの物件は争奪戦!
冒頭でも書きましたがオーストラリアの物件は争奪戦です(笑)
早く・魅力的なアプリケーションフォームを提出する必要があります。
基本的に1つアプライしてすぐ決まる可能性は低め。
人気の物件は10人以上からアプリケーションフォームが送られてくるので、その中で比較されて通過しなければならないからです。
住んでみたいな、と思った物件は多めにインスペクションに行き、アプリケーションフォームはすぐに提出しましょう!
まだ契約ではないので、後からやっぱりやめます、とも言えます。
出すだけタダです(笑)
アプリケーションフォームの記入方法
私たちがアプライした物件は全て1formというオンラインのアプリケーションでした。


ここでの質問への答えが審査の重要なポイント!
特に重要な2つについて、どんなことを書いたら印象が良くなるかポイントをお伝えします!
- Why this property is right for you?
-
これが重要なポイント!
なぜあなたがこの物件に住むべき人なのかをアピールできる項目です。
- まず最初に簡潔にポイントを述べる「理由は3つあります」等
- 家賃の支払い能力が十分あることをサラッと書く(私たちの場合アプライ時はお互い仕事をしていたのでそのことを記載)
- 自分たちの重要ポイントは「綺麗であること」「近所・周囲が静かで穏やか」など、自分たちを入居させたら建物を大事に扱いますよ〜パーティーなどもしませんよ、という意味合いのことを書く
- 日本人だから靴もぬぐし・・・みたいな具体例もいいかもしれませんね!
- Current Employment
-
現在の職業、職場のメールアドレスや自分のマネージャー、年収、月収、かなり細かく聞かれます。
支払い能力があるかどうかを見られるので、できる限り魅力的に見えるように書きましょう!
過去の仕事も聞かれます。
不動産会社による審査期間

数日から1週間程度のところが多かったよ!
他の物件にもアプライしているから、どれくらいになるか知りたい、とメールや電話をしてもOK!
大体の予定を立てれるのでおすすめです。
私たちの体験談
私が日本にいるときに探していたので、彼にインスペクションに行って動画や写真を撮ってもらいました。
時間が合う時はビデオ電話でカメラ越しに家を見ました(笑)
かなり前から探していたので、結果的にインスペクションをした物件は15軒ほど!
アプライした数はその中で5件くらいです。

実は審査が通ったのは今の家だけ!

一番住みたくてベストな条件だったから結果的には満足だけどね
他の審査が落ちた理由はずばり…
入居時期が少し先で、すぐ入居できる人が優先されたから
まあ当たり前っちゃ当たり前(笑)
入居時期は日本のように数ヶ月前からそもそも物件がオープンになってないこともあり、ギリギリになってからアプライした方が、いい返事をもらえる確率は上がることがわかりました!
不動産会社の審査に合格したら

審査に受かったら、私たちはまず条件交渉を行いました(笑)
というのも、コロナのおかげで私はETASでとりあえず入国していて3ヶ月しか有効なビザがなかったから。
普通の契約は最短6ヶ月〜が多いのですが私たちは状況を説明して3ヶ月契約にこぎつくことができました。
不動産会社もコロナの影響で引っ越す人が少なかったので3ヶ月でもいいから早く入居して欲しい気持ちが強かったようです。
条件を変更して欲しい時はとりあえず掛け合ってみましょう!
不動産会社と賃貸契約を結ぶ
不動産会社に行って契約書にサイン。
契約内容はしっかり見ておきましょう。
私たちの場合はレント2週間分前払いと、ボンド(敷金的なもので何もなければ返金される)を支払いました。
入居前に対応しておくべきこと
入居前に、電気やガスについては自分で対応しなければいけない物件と、不動産会社が代理で対応してくれる物件があるようです。
私たちの場合は、入居前に不動産会社へ連絡し電気やガスについてどう対応したら良いか質問。
提携している会社の連絡先を教えてもらい対応しました。
入居後の書類対応

最後に、入居後に対応する大事なことが一つあります。
それが不動産会社からもらう(もしくはPDF)の写真付きの分厚い書類類の対応。
これは入居時にこんな傷があった、こんな汚れがあったということを申告できるものです。
私たちの家は不動産会社が事前に写真をたくさん撮って、問題なし、と書いているのですが実際はいろいろ問題がありました(笑)
なので、一箇所ずつこれは違う、ここに大きなシミがある、など記載して送り返す(私たちの場合はネットで)必要があります。

この書類に目を通さずにいると、自分たちのせいではない傷や故障について退去時にボンドから引かれることがあるよ!

ちゃんと申告しておけば無駄に取られずにすむんだね!
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最後に
オーストラリアでの賃貸契約で家を借りる方法について、私たちの体験談をもとに書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
家を借りること自体は、流れを把握していたら難しくはないので、是非この記事でイメージを掴んでいただけていたら幸いです。
なお、不動産会社にも評判のいいエージェント、悪いエージェントがあるようなので自分がどのエージェントを通して家を借りようとしているのかGoogleで事前に調べるようにしましょう!
では今回はこの辺で!
