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フェアトレード?オーガニック?
エシカル って何?
なんか意識高い系の話、わたしには関係ないわ〜
と思われる方ももしかしたらいるかもしれないのですが、実は全員に関係がある大事なトピック。
なにげない普段の買い物があたえる社会への大きな影響について、少しでも気になる方はさらっとでもいいので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです!
大事なことは「私たちにできること」という後半なので、ごちゃごちゃ読むのは・・・という方は前半スキップしても全然OKです(笑)
買い物をすると言うこと
みなさん、お買い物は好きですか??
わたしは大好きです(笑)
新しいものを買うときのワクワク、好きなものをゲットしたときの嬉しさ!
なんとも言葉に表せないですよね!
一方で「買い物中毒」なんていう、シリアスな問題にまでなるようなショッピングの依存性の怖さはあるものの、多くの人にとってわたしと同じように買い物は楽しいものだと思います!
社会に与える影響
そんな買い物が、私たちの住む社会・地球に与えている影響を考えたことはありますか・・・?
いきなり大きな話で「あんた、誰やねん」って厳しいツッコミが来そうですね(笑)
当たり前すぎて忘れがちですが、私たちが着ている服、食べているもの、使っているものは、世界のどこかの誰かが作ってくれています。
買い物をする時って、安いと嬉しいのですが、安すぎると怖いな、と感じるあの感覚、それってある意味正しいと思うんです。
なぜなら、私たちの身の回りの以上なまでに安いモノたちの多くは、多くの犠牲から成り立っていることが多いからです。
縫製工場の事故
ご存知の方もいると思いますが、今から7年前バングラディシュの縫製工場で死者1100人以上、負傷者は約2500人以上という人災が起きました。
プライマークなど27の欧米の有名ブランドが、事故があった工場で製造されていたことから、ファストファッションへの抗議の声が高まった事件でした。
安すぎるファストファッションが、ありえない賃金や労働環境で働かされている発展途上国の労働者の犠牲の上で成り立っていることが明るみに出て、ショックだった方も多いと思います。
わたしもとてもショックを受けた1人でした。
ファストファッションについて興味がある方におすすめな映画があるので貼っておきます!詳しくはぜひこちらから↓
児童労働
チョコレートの原料、カカオを生産している農家だったり、バングラディシュ のような縫製工場だったり、さまざまな分野でまだ子どもが働かされています。
古いですが、有名なのはNIKEの事件。
パキスタンのサッカーボールの下請け工場で児童労働が行われていたことが分かり、のちにNIKEは謝罪しています。
そのとき明るみに出たニュースは、11時間サッカーボールを縫い続け、1日にもらえるのはなんと3〜4ドル。
こんなことが、今世界のどこかで起こっていると信じたくないですがおそらく普通に起こっているんですよね。
もっと最近の話だと、H&M。
2013年以降下請け業者らが14~17歳の児童に長時間労働をさせていたことを認めています。
世界にはいまだに1億5200万人以上、つまり子どもの10人に1人が児童労働をしているといわれています。(2017年データ)

子どもが働かなければいけないと言う悲しい現実。
子どもたちにはこの写真のように笑顔でいて欲しいですよね。

買い物をすること=どんな社会に賛成するかという投票
生産者の顔が見えないことが多い現在、私たちは安さ便利さに目を奪われてしまって、その裏側でなにが起きているのか、考えることがほとんどなくなってしまったように思います。
もし搾取によってできたコーヒー、児童労働によって作られたチョコレートだと知っていたら、たとえ他よりちょっと安くてもそれを選んで買おうとは思わないですよね。
なので知らないあいだに私たちが加害者になっている可能性は多いにあります。
なぜなら、見落としがちですが誰かの犠牲によって成り立っている商品を買うということは、その会社を支援していること、つまり搾取を容認していることにほかならないからです。
消費者の選択行動によって企業も少しずつ変わっていくので、日頃から消費者として良いものを正当な労働で販売している会社・団体をサポートしたいですよね!
買い物が社会に与える影響は大きい。
買い物=私たちの社会への投票(選択)である。
買い物はシンプルに欲しいものを買うことだと思いがちですが、改めて考えると実は経済・社会を動かす大きな力であると言えますね!
フェアトレード・オーガニック・エシカルとは?
じゃあ、これらのワードがなにに繋がるのか?と言うお話。
まずは定義について書いてみました。
ご存知の方は飛ばしてください!
フェアトレードとは
コーヒーや紅茶、チョコレートでお馴染みのフェアトレード。
フェアトレードとは直訳すると「公平・公正な貿易」。
https://www.fairtrade-jp.org/about_fairtrade/course.php
つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。
簡単に説明すると、公正な価格で取引をする約束をして、搾取をされやすい、立場の弱い途上国の労働者を守るような貿易の仕組みです。
フェアトレードマークは下記以外にもありますが、これが一番有名なマークですね。
エシカルとは
エシカル (ethical) とは 「倫理的な」「道徳上の」 という意味。
エシカルファッションというワードは有名ですよね。
人と環境に優しい工程で作られたファッションのことを指します。
倫理的に正しい消費行動やライフスタイルを促す商品に使われることが多い気がします。
オーガニックとは
日本語で言うと「有機」「有機栽培」。
オーガニックの食材や食品は化学農薬や化学肥料を使わずに作られていることが多く、人にも環境にも優しいものが多いです。

日本では、JASマークがない野菜や食品に「有機」「オーガニック」などのまぎらわしい表示をしてはいけない決まりになっています。
オーガニックといえば、コスメでもオーガニックと言われているものが多数ありますが、コスメにおいては全体の基準がないため各ブランドの説明をしっかり読むことをおすすめします。
私たちにできること
フェアトレード・エシカル・オーガニック、なんとなくこの辺のワードって交わっていて、どれもがより良い社会づくりにつながっていますよね。
※もちろん課題点も全然ありますが。
より良い社会にするために、お買い物を通して私たちにできることについて、まとめました!
今持っているものを大切に長く使う
実は「買わない」と言うことは、買って捨てる大量生産・大量消費・大量廃棄という悲しいサイクルを止める一つの方法!
今あるものを大切に使うと言うことは、一つの意思表示でもあります。

今から実践できますね!
わたしも必要以上には買いすぎないように気をつけています。
と言ってもお買い物は楽しいのですが(笑)
リサイクル・寄付をする
今はメリカリなど、便利なものがあるので売って新しいオーナーに大切にしてもらうのも一つ!
売らなくても寄付もできますね!
古着を寄付できる団体や、ユニクロやH&Mでの古着回収などもあります。
途上国への寄付だけでなく、日本で活動している団体もあります。

自分がサポートしたい団体を探すのも楽しいですよ!
エシカルな商品を買う
先ほど説明したように、フェアトレードやオーガニックの商品はより良い社会を作るためのビジネスをサポートしていることに直結します!
もちろん、地元で取れた野菜や魚を買う、など地産地消も大事!
次はどんなところでエシカルな商品を変えるのか、詳しく説明しているので是非ご確認ください!
フェアトレードってどこで買えるの?
楽天市場&Amazon
実は↓のような、フェアトレードショップが楽天市場にも出店しています!
ピープルツリーはとっても可愛い!
手に取りやすい価格のものもたくさんあります。
食品だけでなく、ピアスやイヤリングなどの雑貨・服などのファッションアイテム・カゴなども扱っているので、是非チェックしてみてくださいね!
もちろん、こちらのお店以外にも楽天市場ではフェアトレードの商品はたくさん売られており、選択肢が豊富なので気軽に試せておすすめです。

わたしはいつもフェアトレードコーヒーを楽天市場でポイント5倍デーなど、お得な時に購入していました!笑
ピープルツリーのコーヒーやチョコレートはパッケージがとっても可愛いのでプレゼントなどにもよく買っていました!
食品だけじゃなく、雑貨などもフェアトレードのものがあります。
こんな浴衣バッグを持って花火大会に行きたいな〜。
可愛すぎる・・・!
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コスメキッチン(店舗&オンライン)
私が大好きなコスメキッチン(笑)
オーガニックだったり、以前紹介したミネラルコスメもたくさん取り扱っているお店です。

コスメだけかと思われがちですが、コーヒーや紅茶をはじめとした食品なども取り扱っています。
東京だと結構店舗も多いので、わたしは週末によくウィンドウショッピングしていました(笑)
オンラインストアでも買えるので、近くに店舗がない人はぜひオンラインで見てみてくださいね!
ちなみに、わたしが愛用しているローズヒップオイルで有名なトリロジーというブランドはフェアトレードやエシカルな消費・環境問題などにとても熱い思いを持ったブランドです。
コスメキッチンでも販売されていて、とってもおすすめですよ♪
私達は、フェアトレード協定同意の有無にかかわらず、公正な市場価格を支払います。トリロジーのローズヒップオイルの原料サプライヤーは、チリとレソトにあります。当社のチームメンバーは、それぞれの土地の状況を把握するため、原料提供者と収穫者の双方を訪問しています。
トリロジー公式サイトより

コスメキッチンではこういった、エシカルなブランドの商品を多く取り扱っています!
「肌に直接つけるコスメについても、エシカルな選択をしたいな!」
と思った方はコスメキッチンにいけば全〜部そろっているのでおすすめです!!

フェアトレードショップ
シサム工房:関西を中心に、東京にも1店舗。フェアトレード商品を扱っているお店。
たまにイベントなどもされていて、参加したこともあります。
是非、HPをチェックしてみてください!
オンラインだと、小物がとっても可愛い、CRAFT AIDというお店もあります!

身近なスーパーマーケット
意外にもフェアトレードやオーガニックのようなエシカルな商品は身の回りに。
わたしが住んでいるオーストラリアではスーパーでたくさんのフェアトレード商品やオーガニック食品を目にします。
写真には数個しか写ってないですがコーヒーだけでも10以上のブランドが。


日本では手に入りにくいのかな?
あんまりみたことないぞ?
と思われる方もいるかもしれないのですが、日本にも実は結構あるんです!
スーパーでぜひ目を凝らして見つけてみてください!
有機・オーガニック・フェアトレードどれかは必ず置いていると思います。
買い物がより良い社会への選択へ
すごく長い記事になってしまったのですが、わたしが今回お伝えしたかったことをまとめたいと思います!
私たち消費者の権利と義務
中学生、もしくは高校でさらっと習ったことがある気がするのですが、実は私たち消費者は権利と義務があります!
- 安全が確保される権利
- 知らされる権利
- 選ぶ権利
- 意見を反映される権利
- 補償を受ける権利
- 消費者教育を受ける権利
- 健全な環境の中で働き生活する権利
- 商品や価格などの情報に疑問や関心をもつ責任
- 公正な取引が実現されるように主張し行動する責任
- 自分の消費行動が社会(特に弱者)に与える影響を自覚する責任
- 自分の消費行動が環境に与える影響を自覚する責任
- 消費者として団結し連帯する責任
それくらい、買い物が与える社会へのインパクトは大きいということですね!
意識が大切
実際問題、わたしはお金持ちでは全くないので(笑)全てをエシカルな買い物に・・・とは残念ながらできていません。
安いものを探して、セールを狙って普通に(?)生活をしているのが実情。
でも、そんなわたしですが、日々の生活の中に少しづつ取り入れるように意識をしています!
そんなエシカルな商品を食べたり使ったりすると、自分としても「わたしはこの商品・会社を選んだんだ」というなんとなく誇らしく嬉しい気分になります。
この商品は児童労働が・・・ということを四六時中考えると現代社会では生活しにくくなってしまうと思うので、個人的にはそこまではする必要はないと思っているのですがこの記事をたまたま目にしてくださった方が一度立ち止まって買い物が与える社会へのインパクトを考えるきっかけになったら嬉しいな、と思っています。
小さなことから行動をして、より良い社会にしていきたいものですね!
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